【卒業生インタビュー③】20年越しに語学留学を果たした勇敢な女性のお話。

Magandang Araw!! こんにちは!

フィリピンのバギオで語学留学中のリョウです。

さて、今回は先週末に卒業された生徒さんのインタビューの内容をお届けいたします。

プロフィール・・・

f:id:storyshareprivatesecretary:20190727185828j:plain

バギオ留学前は弁護士事務所でパラリーガルとしてお仕事をされていた 山上 早苗さん。

年齢は48歳。旅行が趣味でこれまでに訪れた国は10か国以上で、ほとんどが一人旅というちょっぴり勇敢でアグレッシブルな女性です。

パンを焼くことも趣味の一つで、いつか毎朝自分でパンを焼いて優雅なティータイムを過ごすことを夢にみています。

 

では恒例の質問から始めていきましょう!

---久しぶりに日本語を話す感覚はいかがですか?

「変な感覚です。日本語の順番ってどんな風だったっけ?あとは、関西弁と標準語の違いにもちょっと混乱しています。」

留学を決めたきっかけ・・・

---早苗さんは京都出身でしたね。留学に来るきっかけは京都が関係していたりしますか?

「はい。京都は外国人に人気の観光地の一つで、どこにいても外国人を見かけます。会社に行くときによくスマホとにらめっこしながらうろうろしている外国人の方を目にするのですが、自分の英語に自信がないこともあってなかなか声をかけてあげることができないんです。本当は、どこに行きたいのって助けてあげたいんだけどそれがいつもできないことにもどかしさを感じたことが留学を考えたきっかけです。」

---確かオーストラリアに10か月ほど滞在していたと聞きしましたが、その後は英語に関わってきてなかったですか?

「実はオーストラリアに滞在していたのは20年以上も前のことなんです。結婚する前ですね。語学学校に通っていたわけではなく、インターンシップとして行って日本語を教える活動に携わっていました。当時はもっと話せていたのですが、帰国後に仕事の関係で中国語を勉強して話せるようになったと思ったら、英語力がだんだん中国語より劣るようになってきてしまって。その仕事を辞めたら中国語も中途半端な知識になってしまって、最終的には英語と中国語がごちゃ混ぜになってしまうようになったんです。外語人と話そうとしても、接続詞だけ英語になってしまったり、英語で話していたのが突然中国語に変わってしまったりして(笑)」

---中国語を勉強しようとは考えなかったんですか?

「中国語は自分で勉強しててある程度話せるようになったので、自分一人では習得の厳しい英語を語学留学でやり直そうと思いました。」

---旦那さんは留学することに反対されませんでしたか?

「はじめは驚いていましたけど反対はされませんでした。彼は、自分にも趣味があって普段からやりたいことを好きなようにやっているから私にも同じようにやりたいことを我慢せずにやってほしいといって快諾してくれました。」

f:id:storyshareprivatesecretary:20190727185923j:plain

卒業スピーチ中。
---留学をフィリピンに決めた理由は何ですか?

「初めは滞在経験のあるオーストラリアにしようと思っていたけど、自分の英語力を伸ばすのであればマンツーマンレッスンのほうがいいかなと思って見つけたのがフィリピンでした。」

---ではストーリーシェアバギオ校を選んだ理由をお聞かせください。

「友人の友人がストーリーシェアセブ校舎・バギオ校舎の両方で留学をされていてその人からお話を伺って初めてストーリーシェアの存在を知りました。英語を本気で学びたいならここのEOPを選んだほうがいいとアドバイスされてこの学校に決めました。バギオのほうが静かで気候も穏やかだと聞いてこちらの校舎しまいた。セブはいいところではあるけれど一歩外へ出たらすぐに日本人と遭遇してしまう環境なのでそれよりかは徹底的に英語に浸れるバギオのほうがいいかなと思いました。」

バギオ留学ライフ・・・

f:id:storyshareprivatesecretary:20190727190025j:plain

---留学期間はどれくらいでしたか?

1か月です。

---その留学期間に決めた理由は何ですか?

本当は最低2か月はいたかったのですが、前の仕事を辞めていろいろ手続きもしなくてはいけなかったのでそれを差し引いて一か月が限界かなと考えました。あとは夫が日本に残っているのであまり長く家を空けるのは不安だという気持ちもありました。けどこういった事情がある人々とって、フィリピンは短期留学に適した国だと感じました。」

---とっていたクラスの数を教えてください。

「はじめの2週間は1日6クラスでその後の2週間は7クラスに変更しました。」

---授業数には満足できましたか?

「7クラスは少しハードに感じましたが、1ヵ月しか滞在できないのでなるべく詰め込もうと思ってクラスを増やしました。2ヵ月か3ヵ月いるとしたら6クラスのままだったと思います。」

---とっていたクラスで特によかったものは何ですか?

「発音矯正です。途中からとった教科なので全部終わりきらなかったのが少し後悔ですけど、最後の授業で先生が残りのトピックの音声を全部レコーダーに録音してくれたのでそれを使って日本でも勉強します。オンラインレッスンを使って残りのトピックを学習することも考えています。」

---CLとSBSのクラスはどうでしたか?

「私にとってはCLのほうが難しかったです。トピックによってWHクエスチョンが作りやすいものとそうでないものがありました。逆にSBSは内容が簡単でどんどん進めていけました。3週間ほどでテキストを一冊終わらせることができました。でもSBSは簡単だからと言っておろそかにしてはいけなくて、CLとうまく連携しているパートがたくさんあるので焦らず両方とも並行して進めていくのがベストかなと感じました。」

---予習と復習は行っていましたか?行っていたならばどのように行っていたか教えてください。

「まず予習は教科によってかける時間は違いました。発音の授業は事前にIPAを全部の単語に振っておく必要があるので特に時間がかかっていたと思います。けどそれをやっているのとやっていないかでは覚えるスピードも授業の質も全く違ってくるので欠かさずやっていました。逆にSBSとCLは予習より復習に重点を置いていました。予習ではあらかじめ次の授業で進むページ数をある程度予想してサッと読んでみてわからない単語を調べておく程度でした。その代わり復習ではレコーダーで録音しておいた授業の音声を聞きなおして理解を深めていきました。授業中に先生の質問を理解したつもりでいても時には違う解釈をしていることもあったので自分の間違いを気づけるいい復習方法だったと思います。」

f:id:storyshareprivatesecretary:20190727190400j:plain

早苗さんのテキスト大公開①

f:id:storyshareprivatesecretary:20190727190333j:plain

早苗さんのテキスト大公開②
---留学前と比べて成長したと感じる点はありますか?

「特にリスニング力です。シンプルな質問に対する答えならすぐにできるようになりました。長い文章になってくると考えるのに少し時間がかかることもあったのでここが1ヵ月の限界ではあったかなと思います。これまでは英語で聞かれたことをまずは頭の中で日本語に翻訳して、日本語で答えを作ってそれをまた英語に翻訳しなおして答えるというプロセスでした。けど、最近は英語の質問に対して翻訳のプロセスを踏むことなく英語で返答ができるようになっています。自分でも無意識にそのプロセスを行えるようになっていて、あれ?今英語脳だった?と会話が終わってから気づくケースに何度も出くわしその時特に成長を感じました。」

---EOPで常に英語を話さないといけない環境の成果が出ていますね!

勉強以外のことも質問します・・・

f:id:storyshareprivatesecretary:20190727191036j:plain

早苗さんとmom Christinaのツーショット
---先生方の印象はどうでしたか?

「みなさん明るくて話しかけやすかったです。授業以外の場でもいろんな話ができ楽しく過ごすことができました。ベテランの先生は特にミスしやすい場所や癖を理解してくれていて毎回指摘してくれてのでとてもよかったです。宿題は特にありませんでした。発音のクラスだけ自分の声を録音するのが宿題で出されましたがそれほど時間もかからなかったです。」

---学校の設備はどうでしたか?

「きれいだなという印象です。共同スペースのリビングにはテレビがあってたまにみんなでアニメや映画など見れるので気分転換になります。ランドリーサービスは乾きにくい衣類だけ頼んでいましたが特に問題はありませんでした。シャワールームも綺麗で不満はありませんでしたが、4か所あるけど場所によって水圧が違っていて結局みんな一番強い1か所のシャワーしか使わなくなっていったなという感じがします。けど、それによって自分が使いたいときに使えなかったなどの状況はありませんでした。」

---EOPですごしてみた感想はどうですか?

「EOPを選んでよかったです。もしNON EOPの校舎を選んでいたらきっと日本語を頼ることが多かったと思います。外出先でも完全に英語のみなので日本語に頼るという考えを持ち合わせていないことが良かったです。」

---アクティビティデイはどうでしたか?

「Ashin温泉に行きましたが、学校外で活動するからと言って日本語を話すわけではなくてもちろんずっと英語を話します。先生方も一緒に行って英語で会話したり、英語を使ったゲームをみんなでするので、これも学習の一環だと感じました。かつアクティビティを楽しめるので月に一回あることはいいことだと感じました。」

---ナイトクラス(グループレッスン)はどうでしたか?

「初めはマンツーマンレッスン目当てで来たけれど、他の生徒さんとたくさん会話できる機会にもなったので良かったです。人によってよく使う単語やフレーズがあると思うんですけど、それを自分のものにできるチャンスにもなりましたね。みんなSBSやCLで覚えた単語を積極的に使いたがるので授業を受けながら復習もできたと思います。先生によって授業の内容が変わるのでマンネリ化もすることなく様々な授業を受けることもできるのがいいポイントだと感じました。」

終わりに・・・

f:id:storyshareprivatesecretary:20190727190213j:plain

---今回の留学の満足度を星5段階で言うならいくつですか?

「星4つです。クラスや設備、スタッフさんや先生には満足しています。ただ、強いて言うならば、先生が休んでしまった際に変更したスケジュールにミスがあったり、振り替えのクラスが正しく反映されていないことがちょくちょくあって自分から申請しなくてはいけないことがあったので星4にしました。」

---日本に帰ってからの計画・将来のビジョンはありますか?

「帰ってからの直近のことでは、英語圏から日本へ語学留学に来ている生徒さんのホームステイの受け入れをしたいと考えています。京都は特に外国人の多い街なので自分が学んだ英語を生かして少しでも彼らを助けていけたらと考えています。ほかにも探せばいくらでも英語を使ったボランティアが見つかるので積極的に参加して英語を使う機会を増やしていきたいです。」

---最後に在学生に向けて一言お願いします。

「とにかく口に出して喋ることです。自分一人の勉強は帰ってからでもできます。予習復習ももちろん大事だけどほどほどにして、自分から交流していきましょう。私は休日の片方は他の生徒さんと外出してもう片方は一人で外出するようにしていました。ほかの生徒さんがいるときは助け合いながら注文したり会話したりできるけど、自分一人の時はもちろん自分の英語力だけで何とかしなくてはいけません。その状況を自分から作って乗り越えていくことも英語を話す練習になりました。」

まとめ

インタビューに協力してくださいましてありがとうございました。

早苗さんからはよく彼女の旅の経験を聞かせてもらって、たくさんのおすすめスポットを教えてもらいました。それに加えて料理の先生としても助けてもらいました。日本では全くしてこなかった料理も早苗さんのおかげで今では休日の一つの楽しみになっています。

ぜひ僕が帰国したら上達した料理をふるまって、お互いの近況を報告しあったりしたいです!

 

ということで、今回は卒業生インタビュー第3弾でした。

今回もMiuが写真の編集を手伝ってくれました。

協力ありがとうございました。

次回は僕のベストフレンドの卒業インタビューをお届けいたします。

 

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。